「痛くて大変」=「出産」
そう思われがちですが、出産だけが「痛くて大変」ではありません。
出産後のいわゆる「産後」も「痛くて大変」です。
まずは
「会陰切開の傷の痛み」会陰切開とは、赤ちゃんが産道を抜けて出てくる出口(膣の入り口)と
肛門の間の皮膚を切る事によって、赤ちゃんが出やすくする処置をいいます。
その他に、分娩時にそこの皮膚が裂けてしまわないように
あらかじめ切る事にも繋がります。
こう聞くと、「切るだなんて!」と怖く思いますが
切るときは局所麻酔を打ちますし、
それよりも
陣痛で怖いと思うどころではないので
7割弱の人が会陰切開をされるようです。(状況にもよると思いますが)
むしろ「切る時」より「切った後」の方が「痛くて大変」です。
立つのも座るのも歩くのも、じっとしていても
じくじくとした痛みが続きます。
床に落ちた物を拾う時も、その痛みのせいで動くのも億劫になり
拾う気になるまで10分くらいかかりました。
お見舞いに来た父に「円座クッション買って来て」と懇願した程で
ただ「普通に座れる」という事が、どれほど素晴らしい事なのか
思い知らされるほどに辛い痛みでした。
そして
「乳首の痛み」今まで赤ちゃんは羊水にぷかぷかと浮いて
栄養はへその緒から受け取っていたのに、
外に出れば自力で乳首を吸って栄養をとらなければいけません。
もちろん、赤ちゃんは乳首を吸うのは初めてなので吸い方はヘタ。
そしてママも初めての授乳なので乳の出もまだまだ。
乳首マッサージとは比べ物にならない強い力で吸われ、
その摩擦で出来た傷がヒリヒリ痛みます。
それでも赤ちゃんはお腹が空くので、
ママが痛かろうがお構いなしにおっぱいを求めます。
こうなると、赤ちゃんが乳首を咥えた瞬間に耐え難い痛みが走り、
思わず「うぐぐ」と唸ってしまう事もしばしば。
そして「乳の張り」
母乳満タンな乳房は熱を持ち、はちきれそうなのに
吸う事に慣れず、口の周りの筋肉もまだ未発達な新生児は
充分に吸えないまま疲れて寝てしまう事もあります。
乳房に残った母乳をそのまま残すと
乳腺が詰まって炎症し、痛みや発熱を起こす
「乳腺炎」になってしまます。
それを防ぐ対策は、残った母乳を外へ出す事。
本当なら赤ちゃんに吸わせるのが一番なんですが、
吸ってもらえない時は看護婦さんや自力で搾り出します。
この「搾り出す」のが本当に死ぬほど痛い。
入院中、一度看護婦さんに絞ってもらいましたが
針で貫かれるような鋭い痛みにのた打ち回り、半泣き。
分娩の次か、それに匹敵する痛みだと思いました。
出産後に控える、そんな数々の「痛み」
「そんなに辛いの」「耐えられるだろうか」
不安に思う妊娠中のママ。
大丈夫です。
絶対に乗り越えられます。会陰切開の傷は日に日によくなり、4日目には急に痛みが引きます。
乳首の摩擦傷も、数週間で気にならなくなるでしょう
乳房の張りも、暫くすると授乳の量が定まってくるので
熱を持つほど痛い事もなくなります。
なので、これから出産に立ち向かう全てのママさん。
痛みは今日より明日、明日より明後日と軽くなります。
そしてどんなに痛くても、赤ちゃんのためならと
その痛みを堪え、耐え抜くだけのパワーがあります。
終わらない痛みはありませんよ。

子供との絆を実感した時 
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